49日法要
この日まで、自分がどうして過ごしていたのか。
今はもうあまり思い出せない。
思い出さないように、何かがはたらくようだ。
多分、色々な手続きと、法要の準備をしていたと思う。
とにかく、段取りから、言葉のひとつからわからないのだ。
とりあえず、学習から始まったようなもので、
わからない事は、住職に何度も電話をして聞いた。
私の知識がどの程度か、、、
例えば三段盛りは、お寺のものは一般のものより
大きいと思っていた。
恥ずかしい話だが、そんな事も聞いた。
知ったかぶるよりいいと思い、何でも聞いた。
ほとんど自分で準備して、当日は帰省した息子と、
姉や兄に手伝ってもらった。
義兄夫婦は特に何かするわけではなかった。
弟のことなのに。
口出しばかりする人と、無関心な感じの人と
どちらがいいかはわからないが、
私には理解し難かった。
なんとか終わり、御斎の席では普通に過ごした。
まわりは「あっという間だったね」なんて話しているが
よそ様にとってはそんなものか、、と聞いていた。
慌しく1日が終わった。